バイオリンのレッスンについて♪

そして構え方(持ち方)が大事なので指の体操をして
指をほぐしてから弾きます。
まずはロングトーンだったり音階だったり。
そして中級以上は練習曲が入り、教本の曲を弾きます。
曲を弾く時になるべくピアノ伴奏をつけて和声感を
身につけさせています。
曲によってはバイオリンのデュエットで仕上げたりします。
最初のうちは弾いているとフォームが崩れるので、
伴奏なしになることがあります。
教本は、グロリア・バクシャイエッシュ著の
「弓は踊る」「弦は響く上下巻」
から始めます。この教本はイギリスのバイオリニストハヴァシュ先生の
弟子のグロリア先生が監修したもので、石川先生が翻訳したものです。
一般の書店で購入することが出来ない非売品です(その都度オーダーします)。
副題に、ハヴァシュ式アプローチによる力みやあがりを予防する基礎エクササイズ、とあります。
今まで多くの教本と接してきましたが、この教本は画期的で合理的です。バイオリンを弾く、となると大体の人がぐっと力を入れて弾こうとします。しかし、それを取り除く様に指導できる教本となっています。
初心者にはこの教本から導入し、篠崎教本、スズキ教本、新しいバイオリン教本などに進めます。
経験者にも、抜粋してこの教本を使用いたします。
写真は後ほど。

そのほか「セヴシック」「小野アンナ音階教本」「カールフレッシュ音階教本」「カイザー」「クロイツェル」などの基礎練習曲も並行して使っています。
ピアノと違い、音は自分で押さえて創る楽器です。フォームはとても大事です。基本練習が大事なのです。

最初は弾ける音も少なくつまらなく感じるかも
しれませんが、全弦使って弾けたときの喜びは格別です。
そして甘美な音になるヴィヴラートが出来るようになるのも、
やはり基礎練習がしっかりできていなければいけません。
指を思ったところへ押さえたり弓を垂直になるように
弾くためには、筋肉回路が必要です。(力が必要という訳ではありません)
筋肉回路を鍛えるには毎日、少しずつの基礎練習が大事なのです。